大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

あの自転車叩き悪質番組TVタックルで、とびきりの危険発言

昨日(10月22日)テレビ朝日昼のワイドショー番組「ビートたけしのTVタックル」冒頭の14分で自転車問題が取り上げられていました、この番組は「どうでもいいところでネズミ捕りばっかして」という発言が飛び出したり、「自転車は歩道への進入時も一時停止しろ徐行では駄目だ」なんて車は一般ドライバーどころか自分達(テレ朝前)ですら誰も守っていない規則を、そのことは伏せたまま自転車に殊更あてはめて糾弾するなど、極めて悪質な番組です。今回もまずVTRでルール違反!逆走!信号無視!などと糾弾を始めます、

news.yahoo.co.jp

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逆走や信号無視で重大事故を発生させているのはまず車なのですが、そんなことはこの番組のみならず、こうしたワイドショーで特に取り上げられることはありません。次には商店街の中を禁止されている走行をする自転車が取り上げられていました、あんまりこういうことを言っていると客を遠ざけることになると思いますけどね、うちの近くにも商店街の歩道は押して歩けなどと表示されているところがありますが、注意を受けているところなど一回も見たことがありません、一応そういう表示は出しているが黙認状態というところは多いんじゃないでしょうか、そうしたところに自転車叩きのネタになるとマスコミが飛びつき、規制を煽るという構図ですね、以前は毎日放送がしきりにやっていたことです。その中でも2つ目に取り上げられた板橋区大山駅前商店街、大山駅なら東京行った時に私も行きましたよ、

ここ、その時にブログで取り上げたこの死亡事故発生交差点(信号のない横断歩道)の最寄りになるんですよね、

 

見ての通り車の危険行為が横行しています、また別の信号のない横断歩道でもこの通り、

 

全然徐行もしないで通り過ぎていきます。信号のない横断歩道での死亡、重体事故(歩行者、自転車被害)は今年(10月22日まで)だけで77件、マスコミが商店街の自転車を殊更にやり玉に上げているそのすぐそば(死亡事故発生交差点は大山駅から750メートル)で、死亡事故にまさに直結している車の危険行為が横行しているわけです。これはもう自転車を槍玉に上げることによって、車の取り締まりに向けるべきリソースを他に向けようとしている、そういう陰謀だと言わざるおえません、何しろこの番組では「どうでもいいところでネズミ捕りばっかして」とスピード違反取り締まりへの不満表明があからさまに行われましたからね。そしてその後のトークコーナーでは色々語られていましたが、

「自転車は歩道では徐行、歩くくらいのスピード」徐行というのは車の信号のない横断歩道通過時や、右左折時も同様ですからね、信号のない横断歩道に関しては上記の通りですが、右左折時も、

 

このようにもの凄いスピードを出したまま、青信号の横断歩道をどんどん横切っていきます、横断歩道での右左折時の死亡、重体事故(歩行者、自転車被害)も今年(10月22日まで)だけで64件、同じ徐行義務でも自転車の方ばかりしきりに言及して、死亡事故に直結の車の方は無視、多数の犠牲者などどうでもいいから、とにかく自転車だけを取り締まれというわけです。

「こうした制度(自転車青切符制度)が導入されることにより制度を守らせるアナウンス効果が」車に対するアナウンス効果は拒否しているのがマスコミですよね。などと突っ込みどころの多い発言が続いたわけですが、ここでとびきりの危険発言が飛び出します、

「取り締まりは人力では到底追いつかないから、監視カメラで一律取り締まりを」凄いこと言い出しましたね、これ車社会的にも極めて影響大の発言ですよ、そんなこと言い出したら今回のこの記事で上げた動画に映った不停止、不徐行車、全て摘発ですよ、マスコミがやっているように車の違反はことごとくスルーで自転車のみ摘発とか、そんな都合のいいことあるわけないでしょう、死亡事故に直結する車の違反が優先されるに決まっているじゃないですか、

 

もうここに来た日には無限に摘発できますね。まあそれでもマスコミや車業界が最大限に影響力を発揮して、車の違反は放置のまま自転車の取り締まりのみを徹底させるというシナリオもあるのかもしれませんが、それはもう、まごうことなき汚職国家の姿です。