大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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どうにも弱い関西のマスコミ

サッチー騒動の時において直接の顧客阪神ファンの期待を裏切り、読売には決して逆らわない報道に終始して最後には野村監督を見殺しにした各スポーツ紙などが象徴的ですが、どうにも関西のマスコミには弱さというものを感じます。
ここで言う弱さとは、受け手への洗脳能力とかいう悪い力のことではなく、取材能力とか、権力への監視能力とか、圧力に屈しない力とか、そういったマスコミの存在意義とでも言えるものが弱いということです、例を挙げると、
多摩川自転車道の一部に設置されだしたバンプ(スピード制限の為の邪魔な凸凹)、早速それらを取り上げた(らしい)いくつかの関東マスコミ、一方、それを上回る規模で淀川全域及びに大阪府内の全府営公園が邪魔なバイク止めの柵で埋め尽くされても今に至るまで一切の報道が無い関西マスコミ。
ナイキ公園化の是非が今論争となっている渋谷宮下公園、それに比べて大した論争も無いまま20年も昔に天王寺公園封鎖を苦も無く敢行した大阪市
大問題となった東京都立川市ビラ撒き逮捕事件、全く知られていない大阪府柏原氏生活保護申請しただけで逮捕された事件。
といったように行政側が暴走したときの歯止めの力が関西マスコミは特に弱いという感じかします*1、これは深刻な問題で、圧力に弱いようなマスコミしか存在しないようなところでは権力や強者の横暴ばかりがまかり通り、弱者の人権はどんどん踏みにじられていくことでしょう、事実大阪府警は取り調べにあたって暴力を使うとよく言われていますが、この姿勢は権力にとりわけ弱い関西マスコミ*2によって後押しされたものであると言えるでしょう。
各関西マスコミもそれぞれ立派な新社屋を建設して悦に入り、放置自転車や生活保護詐欺などといったいわば行政のひも付き記事ばかり繰り返すのではなく、細かい事においてもマスコミの本分に立ち返った報道というものをして欲しいものです。

*1:関西というよりは所詮中央ではない地方マスコミなどこんなものかも、関東マスコミも決して十分ではありませんが。

*2:枚方市元副市長や中田カフス氏が取り調べの暴力を訴えたときにもマスコミはほぼ黙殺でした。