今日もまた各マスコミで自転車叩きが繰り広げられていましたね、朝の日テレワイド「スッキリ!!」フジテレビ夕方ニュース「スーパーニュース」あとNHKも朝のニュースでそういうことをやっていたそうです、フジテレビなどは自転車の歩道走行についてケチをつけていましたが、それならフジテレビ社員及び出演者は以後幅５メートル以下の歩道も無いような住宅街の狭い道には二度と車で乗り入れるなよ、と言いたくなります、実際に私も日常的にそういった状況で危険な思いをしていますし、そういった車によって引き起こされる事故、及びに死傷者のほうがずっと多いのですから、それにしてもここにきて各マスコミが躍起になって自転車を槍玉に挙げ続けるのとは対照的に頻発しているのが自動車によって引き起こされる重大事故です、先日の時速１００キロ信号無視という悪質極まりない事故に引き続き今度は２人死亡１人重体という重大な事故が起こってしまいました、
祭りの山車を引く列に車、２人死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110708-00000022-jnn-soci
TBS系（JNN） 7月8日(金)12時24分配信
事故があったのは村上市の住宅街で、８日午前０時半ごろ、祭りの山車を引いていた一行の列に乗用車が突っ込みました。この事故で８人がけがをして病院に運ばれ、このうち男性２人が死亡しました。さらに１人が重体となっています。
「ドーンという音。車同士のガシャではなく鈍い音」（事故を目撃した人）
警察は、乗用車を運転していた２０歳の男を現行犯逮捕し、当時の状況を調べていますが、事故を目撃した人の話などから、車はスピードを落とさずに次々と人をはねたとみられます。また、男は「居眠りをしていた」と警察に話しているということです。
なお、村上市では７日、町内単位で多くの人が夜遅くまで山車を引き回し、事故が起きたときは、祭りを終えて帰る途中でした。（08日11:35）
何やらマスコミによる集中的自転車叩きが行われる度にこういったひどい車による事故が起こっているような気がします(黙殺され、先の自転車叩きの十分の一も伝えられていませんが)、いくらマスコミが自転車の危険ばかり誇大に伝えようとも実際に道路上において圧倒的に加害者となっているのは自動車なのです、そのことを意図的に忘れさせるような報道をするからこそドライバーを増長させ、注意義務を失わさせ、このようなひどい事故を引き起こす一つの要因になっているのではないか、とも思われます。
実際、この暑さのせいかもしれませんが、最近脇道から出てくる車などにしても全般的に運転が乱暴になってきている感じで私も危険な思いをしています、マスコミ各社も自動車の引き起こす事故について黙殺することなくきちんと伝え、またその危険性についてもちゃんと、飲酒とひき逃げ以外は捨象するということなく、きちんと伝えて欲しいものです。
それにしてもここにきての各マスコミの狂ったような自転車叩きには目に余るものがあります、一方、同様に各マスコミによって伝えられているのが原発を使用できない、もしくは再起動できない状況下で猛暑、及びそれによって引き起こされる電力不足の話題です、考えてみれば自転車とは最も電力も使わず、CO2も出さず、ヒートアイランドにも悪影響を及ぼさない交通手段と言えます(歩きはさすがに別物かと)、電車も勿論動かす為には電気を使いますし、人がたくさん乗車すればそれだけクーラーを強くしなければならず、その分電力を使うだけでなく暖気も放出してヒートアイランドを促進してしまいます、そして自動車はといえば直接電力消費には関係ないものの、その一台一台にはもれなくクーラーを搭載されているわけであり、それも強烈な直射日光下では相当強くクーラーを回さざるおえないわけで当然その分暖気もかなり放出されるわけであり、いずれもヒートアイランド現象を強烈に促進させるものだといえるでしょう、ヒートアイランド現象を緩和し、電力不足を回避する為には一人でも多く自転車を利用することが一番なわけです*1、この状況下でもって各マスコミの集中的自転車叩き、
「何としてもヒートアイランド現象を加速させて原発不足による電力不足を起こさせなければならない!」といった産業界の強烈な意思を感じます。
*1:まあ体力のある方限定でしょうが。
