大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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自転車ばかり槍玉にあげるマスコミと行政、in御堂筋

ここ最近、各在京キー局によって狂ったように自転車叩きが行われているわけですが、そこで取り上げられている場所といえばやっぱり在京テレビ局だけに新小岩とか中野とか、やっぱり東京が多いわけですが、22日放送されたフジテレビでは大阪の御堂筋が取り上げられていました、

御堂筋歩道 自転車押そう 大阪市社会実験
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110922-OYO1T00776.htm
大阪市は22日、メーンストリート・御堂筋の歩道で、自転車運転者に押して歩くか徐行を呼びかける初の社会実験を始めた。

このような記事にもあるとおり、歩道における自転車の歩行者に対する危険のみを大々的に取り上げて、それを理由に自転車の歩道通行を禁じてしまおうという企みですね、御堂筋といえば側道が常に路上駐車で埋め尽くされているところです、自転車に対してそのようなことを言うのならさぞかし路上駐車に対する取り締まりも強化され、自転車は(南向き一方通行のみですが)むしろちゃんと車道を通行できるようになっているのかな?とでも思って行ってみたところ、
 
 
何だ、全く相変わらずじゃないですか、それにこの日、私自身も後ろからスピード出した車に圧迫的にクラクションを鳴らされました(スピード出すのなら側道じゃなく本道の方を使えよな)、側道を常に埋め尽くす車、そしてその狭くなった側道においても自転車と見ると目の敵のように圧迫を加えてくるろくでもない車、全く今までと同様車道は自転車にとって危険極まりないところであったわけです、当然この側道においてもちゃんと路上駐車取締りが行われてそれが皆無となり、路側帯の通行が保障されれば南向けだけにせよ自転車の安全な走行も保障されるわけです、自動車側の駐車違反や危険運転は全く野放しにしておいて、その一方で自転車の走行だけ制限しようとするとはなんと一方的な政策でしょうか、またこの違法路上駐車のことを完全無視したまま自転車の違反ばかりを逐一大げさに取り上げて叩くマスコミにも不公平感を感じざるおえません。
まあもっとも、抗議でも受けたのか見ての通り自転車を押して歩こうではなく、車道寄りを徐行しよう、という風にトーンダウンしていましたが。

いずれにせよ、まあ勿論全ての車とは言いませんが、街中の車道を走っていればかなりの確率で自転車を目の敵にして後ろから圧迫をかけて来る凶暴な車に遭遇するわけです、マスコミの度重なる自転車のみ槍玉にして、車の加害事故や危険運転を黙殺する報道姿勢がこのような危険運転を野放しにして、また自転車を目の敵にする姿勢を生み出している部分もあるということも考えて欲しいものですし、また自転車の歩道走行を問題視するのなら、路上駐車を無くし、後ろから圧迫してくるような危険な車の運転を無くしてからにして欲しいものです、何しろ、
朝日新聞

読売新聞、

というようにマスコミ自身が路側帯を堂々とタクシー乗り場として占有しているのですからね。