大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

東京自転車危険地帯、早稲田、中野、渋谷

特に昨年秋の各マスコミの自転車叩きぶりには凄まじいものがありましたが、その中では東京都内の各所が「自転車危険地帯」としてよく取り上げられていました。実際そこはどれだけ危険なものなのか?その実情を自分の目で確かめてみることにしました。
東京自転車危険地帯その1「早稲田」
早稲田とは当然早稲田大学のあるところです、2010年12月17日付けの朝日新聞にて早稲田大学教授の吉村作治氏が「危険な自転車を止めろ 免許制の導入で」とか題して大スペースを取り大々的に「大学近くの自らの事務所周辺の自転車マナーがひどすぎる、自分もぶつけられた、免許制を導入しろ!」とか激しく非難していました。挙句の果てには「自転車はCO2を出さないというが、製造時には出すではないか、CO2を出さないとか言うのなら歩くべきだ。」などという屁理屈まで繰り出す始末です。吉村教授を激怒させ、我を忘れさせるほどそんなに自転車マナーがひどいのか?見に行ってみました。
 
行ってみてよく目に付いたのは、このような自転車を槍玉にした立て看板ですね。そのわりに、大学が休み中だったのかもしれませんが、自転車は数自体もほとんど見かけず(人通りが皆無というわけではない)、危険を感じるまでもありませんでした。むしろ気になったのはこのように、

道が狭いにも関わらずスピードを出して走り抜けていく車のほうでしたけどね。

さっと調べたところによると吉村教授の研究所が入居しているのはこの建物、

そしてこれがその目の前の歩道、幅も狭く、自転車が多数走行となると問題も発生するのかもしれませんね。
東京自転車危険地帯その2「中野」
東京都中野区中野、ここもかつて昨年秋に日テレ夕方ニュースにおいて自転車がやたら暴走していると取り上げられていたのを見たことがあります。

撤去されたら5000円、高い!ここまでくると駐車違反やレッカー移動費との兼ね合い、公平性からみてもどうなんでしょうかね。

ここがまさしく日テレが取り上げていた道路ですね、日テレはわざわざここに車を乗り入れてきて、邪魔だ!この看板のように、

道路の左側に寄りやがれ!とかやっていたものです。
しかしここはほんのちょっと脇に寄れば、

車の為の広い道路がちゃんとあるのですね、

しかも道路脇ではパーキングメーター駐車がなされ自転車が車道を走れないようにもなっていたりして、ほんのすぐ横には車が走る道路が用意されているというのに、わざわざ自転車がそこを走るしかない、という所まで車で入り込んできて道を空けろ!とは何と横暴な言い草でしょうか。

ここも早稲田同様自転車を槍玉にした表示多数、しかしその割には、朝のラッシュ時は外れていたにせよ、自転車の姿などそれほど、増してや安全に脅威を覚えるほど多くは全く見かけませんでしたけどね。むしろ見かけたのは、
 
やっぱりこうした車の横暴行為です、特に青信号の横断歩道遮断行為は別に関西の専売特許ではなかったことを確認した次第です。
結局行政もマスコミも車の横暴行為には全くの見て見ぬふりで自転車ばっかり槍玉にあげ続けているというわけで、自転車が危険というよりむしろ行政、マスコミに迫害を受け続ける自転車が危険にさらされているというふうに思えてなりません。
東京自転車危険地帯その3「渋谷」
渋谷では確かフジテレビだったか(日テレだったかも)スクランブル交差点では自転車は降りて渡れ!などと警察が指導している様子が映されていたものです、行ってみると、

交差点に警官の姿は見当たりません、少なくとも私が行ったときにはそういったことは行われていませんでした。
考えてみればスクランブル交差点での自転車の危険などそう大きなものとも思えず、自転車叩きの勢いに乗って嫌がらせでしかない策を警察、マスコミが強行してしまおうと企てた、ということなのでしょうね。