大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

公明党が自転車対策とかいっても嫌な感じ

今日の毎日新聞サイトにこんな記事が載っていました。

公明党:自転車事故多発を受け緊急提言 交差点改善など
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111220k0000m010037000c.html

ルール違反に道路交通法の罰則は厳しすぎ実効性がないとして

このように、おやっと思わせるところもあるにせよ、

路上喫煙のように自治体の条例による取り締まりを提案。

結局締め付け強化すると、

「絶対ダメ!自転車の法律違反」キャンペーン
特に歩道走行可が自転車の位置づけをあいまいにし事故急増を招いたと指摘

マスコミの扇動に乗った安易な動きとしか取れないですけどね。
事故急増だなんて、警察側でいくらでも操作出来る「対歩行者事故数」しかそれを裏付けるものは無いですし、その数字からして10年ほど前激増した以後は小康状態といったところです、そして自転車の歩道走行を槍玉にして歩道の歩行者自転車分割化という新たなる公共工事のネタが出来るというわけですか、交通安全の為にはむしろ車道のみで歩道が無く、しかもその上交通量が多かったりするような道路に歩道を作って歩行者、自転車などの安全に走行出来る空間を作る事こそが効果があるのに決まっているのですが、もちろんそれには道路拡張か車の通行規制、制限というものをしなければいけません、それには各方面の交渉や用地買収なども必要となります、それに比べれば今ある歩道を掘り返すだけで済む歩道分割化というのは手間も余分な費用も掛からず、ただ工事費があるだけという、何とも旨味の多い公共工事というわけなのです、交通安全に関しては只でさえ少ない自転車加害事故のその中でも極めて少ないと見られる歩道上の事故(これに関してのデータは一切どこにも出ていません、歩道走行がどうとかうるさく言うのなら是非ちゃんとデータを出して欲しいものです)を減らすことにしか効果が、それもあるのか無いのかわからないような無意味なものでしか無いのですが。
そして公明新聞をチェックしていると、よく「この場所に公明党の力で信号が付きました」「道路の拡張が出来ました」などという記事が良く載っています、もちろんそれはとても立派なことなのですが、そのことはそういった方面に利権があるとうかがわせるところでもあります、そして今回のこの動き、自転車を槍玉にすることによって新たな旨い利権獲得の動きかなと思わせられるところです。
だいたい大阪においては、
 

淀川河川敷や府営公園の入り口においてこういった自転車に対する嫌がらせとしか思えない、憎悪むき出しの邪魔な柵がくまなく設置されているのですが、これらがニョキニョキ生やされていったのは太田府政の時代で、そして太田房代知事というのは公明党が用意してきた極めて公明色の強い候補ということなのですね、過去散々こういった悪意に満ちた嫌がらせを見せてくれたところが自転車対策に介入してきても嫌な予感しかしません。