大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

日本ユニセフは児童虐待団体

与党自民党はこういうことを言い出しているようです、

「道徳の教科化」提言へ いじめ対策で教育再生実行会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130215/plc13021521140016-n1.htm

こういうものを見ても道徳的断罪という形をもって弱いものいじめが公然と行われるようになるという図式しか思い浮かびませんけどね。ブラック企業による労基法違反は全く問題にされない一方、生活保護受給者叩きばかりが盛んに行われるというのがこの国の世相です。空気を読むという圧力の下、いくら立派なお題目を唱えたところで、その矛先は強い者を容易に素通りし、弱者へと向けられるのです。
思えば私はかつて小学校で泳げないことと、給食で野菜を食べられないことで散々責め立てられたものです。そして給食を残すことに関しては「アフリカの子供達は餓えているというのに、お前は贅沢なんだ!」といういわば道徳的糾弾を浴びせられたものでした。この「アフリカの子供に比べれば日本の子供は贅沢」というお題目はまさしく日本ユニセフが持ち込んだものです。いわば日本ユニセフが持ち込んで、広く流布させた思想によって私は苦しめられてきたわけであり、また私と同様の嫌な思いをした人も多いでしょう。
事は給食だけの問題にとどまりません、この「日本の子供は恵まれている」という日本ユニセフの振りまいた風潮によって、日本の子供は昨今の言葉で言えば「既得権益者」ということになり、国内に貧困があっても改善の動きを鈍らせ、本来それに向けられるべきリソースを何だかわからない海外に向かわせ、また学校においても、それが児童に対する視線を厳しいものとさせ、教師の苛立ちを誘発し、体罰やそれを用いての管理教育という虐待の一因となり、そして改善や問題視する動きも妨害し、それらを温存させてきたのではないでしょうか。
日本ユニセフは過去体罰問題について何をしてきたのか、Googleで「体罰 日本ユニセフ」で検索したところ、トップで出てきたのは、

バルバドス:体罰を無くすために
http://www.unicef.or.jp/children/children_now/barbados/sek_ba01.html

何とカリブ海にあるバルバドスとかいうところの話です、日本の体罰は問題にしないのに、カリブ海での体罰は問題にするというのです。他にはごく最近の桜宮高校事件についての発表がやっと見られるくらいです。続いて「戸塚ヨットスクール 日本ユニセフ」で検索したところ、日本ユニセフが発表したと思われるものは金輪際見つかりませんでした。あの最大最悪な体罰事件に関して何も反応してないというのです。散々日本の子供は「恵まれている既得権益者」「甘やかされている」というような風潮を撒き散らしておきながら、それによって引き起こされたかもしれない、そして確実に多発している体罰という明らかな虐待にはなんら改善の働きかけをしてこなかったというのです、これではやはり日本ユニセフ児童虐待団体だと言わざるおえません。
そして最近日本ユニセフがやたら熱心なのが「児童ポルノ撲滅」です。ことこの問題に関してのみは単純所持禁止だの、創作物も含め禁止だの、乱暴で徹底的な対策を要求しています。単純所持禁止は人を容易に陥れることのできる危険極まりないものですし*1、創作物も禁止しようとしているのは思想統制に他なりません。よっぽど広範囲に実害が大きく、深刻な体罰などについては何もしてこなかったというのに、この問題に関してのみ弊害だらけの問題の多いことまでやれと叫んでいるのです。これはもはやこの弊害があるからこそ「児童ポルノ」とか叫んでるとしか思えません。弊害があるといいましたが、これらは捜査当局にとって非常に便利で都合のいいものです。そういったものを捜査当局の手先になって導入させるがために「児童ポルノ」とか騒ぎ出したのではないでしょうか。考えてみれば体罰や管理教育にしてもいわば国の側が統制の為にやっていたことです。やたら海外のことばかり騒ぎ立て、国内の貧困から目を背けさせるということ自体、国の意に沿ってやっていたとみることもできます。お上の行ってきた児童虐待には目をつぶり、一方お上の人権無視の強権策の為には都合よく児童の人権というものを利用する。こうしてみるとやはり日本ユニセフというのは、権力の意を受けた人権抑圧団体としか思えません。

*1:忍び込ませて通報すれば、なんと警察は一切手を汚さないまま人を罪に陥れることが出来ます、もちろん警察自体もやりたい放題です。