毎日新聞サイト、兵庫県地方欄にこのような文章が載っていましたね、
支局長からの手紙:自転車事故をなくそう ／兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130520ddlk28070226000c.html
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130520ddlk28070226000c2.html
毎度おなじみ、自転車の危険性のみをとりあげ論評したものですね。
猛スピードで走ったり、たばこを吸いながら自転車に乗ったりしている光景をよく見かけます。
勢い余ってこんなことまで書かれています、たばこを吸いながら自転車、これ何か問題でしたっけ？タバコを吸いながら車を運転している人は幾らでも見かけるのですが、それが法で禁じられているとか、警察の取締りの対象になっているなんて話全く聞かないのですが。確かにタバコを吸いながら自転車を運転などというのは危険なのかもしれませんが、タバコに気をとられての車の事故というのも起こっているのです。車道を走るロードサイクルならともかく、のんびりママチャリで走っているくらいであればいくらでも止まってタバコの処理をすることも出来ます。急に止まれない、止まってられない車の方がより危険でしょう。確かに剥き出し故に見た目の印象は強いかもしれませんが、よっぽど危険なタバコ吸いながらの車運転は不問にしたまま自転車のみを槍玉とは、どこまで自転車をルールでがんじがらめにしたら気が済むのでしょうか。
次にこのような箇所もありました。
全国で初めて人通りの多い歩道を押し歩き区間に指定しました。努力義務にとどまるため、指導を無視して走り去ったり、別の歩道を走行したりする人も目立つようです。
例の福岡市押し歩き条例に関しての話です。自転車が押し歩きという不便を強制されるということがよっぽど痛快なのか、各マスコミはこぞってこの話題を取り上げますね、まるでこれをもっと押しひろげたくてたまらないかのように。ここには努力義務にとどまるなんて出ていますが、当然のことでしょう、気をつけて徐行すればいいだけではないですか、何故自転車のみ不合理な目に遭わされなければいけないのか、それなら歩道の無い狭い道に入ってくる車なども徐行するだけでは足りません、いちいち押し歩きせよと言いたくなります。狭い道でも徐行どころかスピードを出す乱暴な車など幾らでもいますし、実際そういう車が死亡も含め数多くの事故を起こしているのです。そして次にはこんなことまで言い出す始末です、
指導を無視して走り去ったり、別の歩道を走行したりする人も目立つようです。
指導を無視して走り去ったり、というのはまだしも、別の歩道を走行というのはどこが悪いのでしょうか、そんな邪魔で面倒くさい制限が行われているところなど回避するというのが当然の選択というもので、それによって混雑が回避されれば全然悪いことではないでしょう。それとも押し歩き区間が設定されたからには自転車は必ずそこを通って押し歩きやがれ、もしくはその回避先までも押し歩き区間を広げようということでしょうか、どこまでも自転車は不便を押し付けられろ！というサディストですね。大体混雑回避のために狭い脇道、生活道まで入ってきて危険を撒き散らしているのは圧倒的に車の方です、そもそも川口市４児死亡事故が起こったというのに狭い道で暴走する車のことはマスコミは大して取り上げず、状況は改善されないまま、また亀岡事故が起こった、しかしなおかつマスコミは取り上げないまま今でもそのまま狭い道でも暴走する車が後を立たないといったところではないのでしょうか。実際に事故を防ぐとかはどうでもいいから、とにかく自転車に理不尽で不便な規制が掛けられればそれでいい、というのが毎日新聞の方針のようですね。
