前々回エントリ、
毎日放送が相変もわらず自転車叩き、こんどはJR尼崎駅地下道を暴走だとか
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20160208/1454937208
にて、JR尼崎駅東側、３００メートルのところにあるアンダーパスは車専用で、自転車が越えられるのはもう５００メートル向こうに行かなければならないみたいに書きましたが、その後コメントで情報提供を頂きました。その３００メートル東のアンダーパスでも自転車は越えられるとのこと、行ってみてみることとしました。
ありましたね、自転車、それに歩行者用のアンダーパス、これをもって訂正に変えさせていただきます。とはいええらく急斜面、
中も狭く薄暗く、夜など怖い感じです、毎度使うには躊躇するといった人もいるのではないでしょうか。
さて、再びあの毎日放送にて槍玉にあがっていたJR尼崎駅に行ってみることとします、前回のエントリは以前行ったときに適当に写真撮ったのを元にして書き上げたものですから、あんな番組が作られることなど全然念頭に置いていず、細かいとこまで見てませんでした。
まず目に付いたのがこれ、あれ？エスカレーターあるじゃないですか。毎日放送のあの放送ではあたかもエスカレーターが無いからこそあの地下道を通らざるおえない歩行者が発生し、自転車とのトラブルになる、といったことになっていたのですが。放送ではまたこれも触れられていませんでしたが、空中通路で接続しているショッピングセンター内にエスカレーターがあることは自明なわけで、ならばそのショッピングセンターが開いていない時間帯が問題になるのかなとでも思っていたのですが、これならその問題もなさそうですね。
まあ時間制限もあるみたいですが。
こちらは南側のエスカレーター、時間制限もないようです。まあいずれもあるのは上りエスカレーターだけで、階段は下りが怖い、下りエスカレーターこそ欲しい、という声があることも承知していますが。
さあ、例の地下道に行ってみましょう。
中は案外広く、やはりここは最初から自転車通行用に作られた感じがします。その後事故が多発したか、事故が発生したときのために前もってエクスキューズとして制定しておいた自転車通行禁止というルールを盾に自転車迫害をやりだしたか、といったところでしょう。あとこれ、
枝分かれしているところのコレです、見ているだけで気持ち悪くなってきますね。これ上がったところに何があるのかといえば、
駐輪場なのですね。その他にはほんと何もなく、特に歩行者は金輪際通らないようなところだからこそあんなひどい柵を作ったりできるのですね。まあこの分岐地点では実際に事故も多発していたのでしょう、いかにも付け焼刃的対策ですね。
ここが駅から３００メートル西の工事中のアンダーパス、元は開かずとはいえ踏切があったところとか、てっきり完成予定図でも貼っているのかと思いきや何もなし、一体どういう構造になるのか、ちと不安ですね。
番組ではさぞ自転車対策の為だけに８０億も使う、みたいに恩着せがましく言っていましたが、見てのとおり車道もまだ開通していず、車道も含めての工事費８０億ですからね。
さて、これから向こう側、自転車がJR線(東海道本線、神戸線)を越えるについてどのようなところがあるでしょう。
また６００メートル、尼崎駅からとなると９００メートル西には見てのとおりの自動車用オーバーパスがあります。
しかしここにはわざわざこのような標識もあり、自転車は通れないのですね。ではどこを通るかといえば、
はいまた暗い地下道。
そこから６００メートル西のアンダーパス、
そこから２００メートル西のオーバーパス。ところどころに交通路は確保されているものの、乗ったままでは行けないような極めて制約されたものしかないということになっています。乗ったまま越えられるようなところといえば更に２００メートル行った、
この踏切ということになります、JR尼崎駅からだと２キロ余り、そしてJR尼崎駅東８００メートルのアンダーパスから約３キロに渡って、自転車が乗ったまままともに越えられるようなところがないということになります。自転車にとっては通行が大遮断されていると言う他ありません。車用のオーバーパスは率先して作られ、その分自転車は割を食っているわけです。そして数少ない地下道に殺到したら難癖つけられ、また今まで自転車対策になど全然金など使われていなかったのに、さぞかし大金が投じられているようなことを事実に反して言う、ほんと毎日放送は久しぶりに自転車叩きをやったかと思いきや、これだけの悪意がこもったものを投げつけてくれました、流石です。
