大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

マスコミが導き出したあまりにも酷い判決

昨日(11月6日)このような判決のニュースがありました、

www.sankei.com制限60キロの道路を94キロで走行していたが、制限速度でも避けきれなかった、雨でスリップの危険もあったので無罪ということだそうです。無茶苦茶でしょう、たとえ制限速度でも衝突が避けられなかったとしても、衝撃がもうちょっとはましになって被害者も死に至らなかったかもしれません。また路面が濡れてスリップの危険があるというのなら、それに応じて慎重な運転をする義務が、制限速度でもスリップするというのなら、それに応じてスピードを落としてより気を付けなければならないはずです「制限速度は最低走行保障速度」などという解釈を、よりにもよって裁判官が採用するというのは大問題でしょう。確かに被害者も違反を犯していますが、だからといって大幅スピード違反に注意義務違反という車側の違反が全て帳消しというのは酷すぎです。以前私はこのブログ記事にて、

delalte.hatenablog.com「交通弱者は何があっても保護するということでは駄目だ。欧米のように過失があったらドライバーの責任は一切問われないようにしろ!少しでも過失があったら大怪我しても保障は無し!」という大谷昭宏氏の暴言を激しく批判しましたが、今回の判決はまさにこの発言通りのものになっています。自転車の違反は徹底的に咎めるが、車の違反はよっぽどのことがない限り無視という甚だしく偏った報道を執拗に繰り返したマスコミが、このようなとんでもない判決を導き出したと言う他ありません。