大阪交通ニュース(はてなブログ版)

交通弱者のためのニュースを追求します、あとコメントは承認制にしています。はてなダイアリーhttp://d.hatena.ne.jp/delalte/より移転しました。

今度は関西テレビで自転車青切符について

今日(1月4日)関西テレビの夕方関西ローカルワイド番組「newsランナー」にて例の自転車青切符について10分にわたり取り上げられていました。VTRの冒頭では歩道に上がる自転車を映して、さも問題があるように取り上げます、どこが違反かとははっきりとは言わないのですが、まさか歩道に上がるときに一時停止をしないのが問題とか言いたいのでしょうか?もしそうなら自分自身さえもその法律を一顧だにしていないのも関わらず、自転車に対してだけそれを要求というヤクザ放送局テレビ朝日並みの暴挙になりますね。

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その後出された表にしても一部だけを拡大してさも激増するように見せたりだとか、自転車の過失のあった割合だけ表示して事故相手のものについては一切触れないという差別としか言いようのないおなじみの手法がまた繰り返されていました。その後の菊池弁護士*1の解説では、まあその語り口はすぐ「ナンバー制だ!免許制だ!」などと連呼する憎悪に満ちたテレ朝の玉川徹氏とは違って落ち着いたものでしたが、自転車の違反を列挙しつつ、「自転車も車両であると徹底させる」と解説していました。今回はそこまではっきりとは言っていなかったわけですが、車道における保護はまったくなおざりのまま、歩道走行の権利だけ剥奪して生存環境を絶滅させるという政策を着々と押し進める方向のものでした。最後には「自転車レーンを整備して自転車も歩行者も保護しつつ、車側もルールを守って。」などとそれらしくまとめていましたが、その自転車レーンを埋め尽くす路上駐車の問題にも触れず、自転車については抱っこ紐とか傘さしとか細かいことまて触れていたのも関わらず、今回の法改正にも盛り込まれていたにもかかわらず、側方間隔の話は一切出ないまま、いやこの番組だけではなく、他のマスコミも一切扱わないまま、自転車の制限、責務や罰についてはやたら雄弁で、一方保護についてはほんと口先だけという今まで散々繰り返されてきた内容でした。

*1:この人も過去には路駐からのドア開け事故、後続にも責任があるという問題発言をしていました。