大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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電動キックボードのひき逃げだけ大騒ぎ、マスコミがこれだけ叩く訳

2月3日に名古屋で電動キックボードによるひき逃げが起きました。

www.sankei.com1月22日にも電動キックボード叩きを行ったフジテレビ朝ワイドショー番組「めざまし8」は、やはりここぞとばかり昨日、早速週明け5日に16分に渡りまた叩きを展開していました、他にも今日のテレビ朝日昼のワイドショー番組、「大下容子ワイド!スクランブル」でも4分に渡って扱われていました。ひき逃げといってもこの件は重傷ひき逃げなわけですね。一方車はこの2月3日以降だけでもこれだけ死亡ひき逃げを起こしています。

www3.nhk.or.jp

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www3.nhk.or.jpこの電動キックボードと同じ名古屋市の件は車の信号無視、埼玉の件についてはこの電動キックボードの件と同様に容疑者未確保です、そしてこれらを大きく扱ったワイドショーは先に挙げた2番組含め皆無です。よっぽど重大で悪質な車の加害事故はまるで無視で、電動キックボードだけそれみたことかと大きく取り上げる、これは到底公平な報道と言えるものではないですね。放送の内容についても、めざまし8は違法改造車については「ローライダーの文化を守れ」だとか「運転する人の問題」とか言って擁護していたのと同じ番組とは思えないぐらいに規制強化論一辺倒、GPSで監視しろという発言まで飛び出ました、いやGPSで監視などと、それなら車のスピード違反の監視も出来るのではないかというところなのですが、最も破壊力の大きい車に対しては一切出されないような徹底監視策が、そうではないもっと弱い存在に対しては簡単に提案される、全くもって倒錯したマスコミの論調だと言えるでしょう。テレ朝TVタックルが「自転車摘発に監視カメラを活用しろ!」→「車の監視にカメラの活用がとなるかもしれないが、それではプライバシーの問題が」とやっていたのが記憶に新しいところです。

さて、ここまで常軌を逸したマスコミの電動キックボード叩きは驚くべきものがあるのですが、マスコミの喧伝とは裏腹に今まで自動車に乗っていた人が電動キックボード、あるいはこれもまたマスコミは必死になって叩く電動自転車に乗り換えていけば、重大事故は確実に減るのですね。そりゃある程度の事故は避けられませんが、同じ悪質運転でも電動キックボードは重傷止まりで、車は死亡までいっているのですね、まあ他にも車による重傷、重体ひき逃げも多数起こっていますが。車の運転者が多数電動キックボード、電動自転車、あるいはセグウェイといったものに乗り換えていけばエネルギーも使わなくなり、道路占有面積も少なくなり、駐車場も狭い面積で済むようになります、全く悪いことはありませんね、狭い国土のわが国にはもってこいのはずです。ただそれではどうしても困る存在がいますね、自動車メーカーおよびその関連産業です、そういった可能性に気付かせない為、スポンサー自動車産業の要望もあり、マスコミは自転車もですが、電動キックボードに対しても苛烈な叩きを繰り返すのですね。