大阪交通ニュース(はてなブログ版)

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毎日放送が、今度は自転車保険義務付け案に諸手をあげて賛意

毎日放送今日の夕方関西ローカルニュース番組VOICEにて、先週の自転車叩きに引き続き、今度は兵庫県の自転車保険義務付け条例案について取り上げていましたね。コメンテイターが「法制化して罰則も」などと口走っていましたが、どれだけ自転車を規制させたくて仕方がないかわかろうというものです。番組内では「全体の事故は減っている中で、自転車の対歩行者事故が増えている!」などと煽られていましたが、全体の事故は何万という中、自転車の対歩行者事故というのは百いくらというもの、どれだけその限られた局面ばかり警察やマスコミが取り上げているかわかろうというものです。高額賠償の例というのも5000万とか、9000万とか、いくつか取り上げられていましたが、そもそも自転車側が高額賠償を求められるというのも事故件数からいってもまれな事例で、賠償を心配するよりも、自らが死亡する確率の方が遥かに高いというものです。また、その取り上げられていた事件というのも、どちらも度々取り上げられている見覚えのある事件ですね。各マスコミで繰り返し報じられていた大田区信号無視自転車による死亡事故と同じです。その一方で産経新聞売店長による非常な悪質な飲酒死亡ひき逃げは、その後の賠償がどうなったかを含めて、ほとんど報じられていないわけです。自転車を悪者視させるために自転車加害事故は度々繰り返し報じるが、マスコミのイメージ悪化につながる関係者の飲酒ひき逃げは、いかに悪質なものでもその後報じられることはないと、実に姑息なやり方ですね。賠償額に関しても、これ以上悪質なものはないと思える田園調布で猛スピードで車が歩道に突入した2児死亡事故、賠償額はあわせて6900万と、先ほどの自転車の事例と比べるとさほど高額とは思えないものでした。自転車を排除したいマスコミや、新たな規制を押し付けて金づるとしたい行政側の思惑に後押しされて、自転車加害の賠償額ばかりがやたらと高額にされているということはないか?と思ってしまうところです。